福井大学は、福井県唯一の国立大学として、教育学部・医学部・工学部・国際地域学部の4学部を有し、地域社会や国際社会で活躍する人材を数多く輩出しています。「社会を共に創る大学」を掲げる本学は、教育・研究活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、学生・教職員一人ひとりが互いに学び合い成長できる大学、多様な個性と能力が最大限に活かされる大学を目指し、日々の活動に取り組んでいます。
　このような理念のもと、本学では、性別や立場を問わず、構成員の個性、特性、価値観が十分に活かされ、一体感を持って学び、働くことのできる環境の実現のため、ダイバーシティ担当理事がイニシアチブを取り、ダイバーシティ推進センターを中心に学内関連機関が連携し、ワーク・ライフ・バランスの促進やキャリア支援など、多様な人材が活躍できる基盤の整備に力を入れています。さらに、女性研究者支援者の配置や病児保育利用助成の実施など、女性研究者への支援を継続的に行っています。また2024年には「女性研究者学術研究奨励賞（黒田チカ賞）」を創設し、優れた研究業績を挙げた女性研究者を顕彰することで、次世代のリーダー育成とさらなる活躍の場の拡大を目指しています。
　今後も、地域社会と連携しながら、多様性を尊重し、すべての人が輝ける大学であり続けます。