山本典子さん

やまもとのりこさん

更新日：2015年11月6日
(株)メディディア代表取締役

2000年に出身地の京都からご主人の郷里、福井へ移住しました。

看護師としての経験から、2006年(株)メディディア医療デザイン研究所を設立。
開業のきっかけとなったサージカルテープカッター「きるる」は、2007年以降グッドデザイン賞、キッズデザイン賞を受賞し、2015年にはJIDAデザインミュージアムセレクションに選定されました。

山本さんが立ち上げたメディディアは、医療・看護・介護の環境が安心・安全・快適になるようホスピタリティあふれる空間をデザインする会社。
これからもメディディアではデザインの力で、新しい医療サービスを提供します。

〜後輩女子へのメッセージ〜

せっかくの自分の人生だから、チャレンジして、とことん納得するまで諦めないでやり通してください。諦めなければ夢はきっと実現するから、自分を信じて！

グッドデザイン賞、JIDAデザインミュージアムセレクションなど数々の受賞歴を持つ、サージカルテープ「きるる」。4人目を出産し10か月で看護師として医療現場に戻った時、現役で看護師を勤めていた時と全く変わらない、むきだしのサージカルテープを目にしたことがきっかけで、「医療現場に必要な商品を、自分で作る」と決意しました。商品開発段階で多大な苦労がありましたが、そのかいがあり、現在の医療現場では多くののニーズがあります。

木製点滴スタンド「feel（フィール）」も、2010年、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞を受賞しました。JIDA デザインミュージアムセレクションにも選ばれ永久保存品となっています。また、新日本現代デザイン100選として世界を巡回しています。これまでの点滴棒に、機能性と木のぬくもりを加えながら、キッズボードなど患者様のメンタルケアにまで配慮しています。

介助者も一緒に握ることができる「全方位ハンドル」や安全性が高く、やさしい印象の「ラウンドレッグ」。患者様にとって快適で、医師・看護師にとっても快適な医療活動を提供する。コンフォート・デザインのアイデアがいっぱい詰まっています。

2015年には、未来を創る日本女性10人に選定されました。看護師、起業家、医療機器デザインなど、様々な分野での知識と経験を活かし、女性起業家向けや医療関係者向けなど、多くの場面で講演を行っています。