2004年に初めて応募した作品「静かな雨」が、第98回文學界新人賞の佳作に選ばれ、作家としてデビューしました。2007年に書き下ろした初の長編「スコーレNo.4」が話題になり、全国にファンが増え、2016年に「羊と鋼の森」が第13回本屋大賞を受賞しました。これまで刊行した小説は14冊、エッセイ集は2冊。現在も2紙でエッセイを連載し、広告のキャッチコピー制作や作詞など、幅広い作家活動を続けています。
宮下さんが小説を書く原動力は「書きたいという気持ち」。書くことが純粋に楽しく、小説に出会えてよかったと言います。家族を大切にし、常に周りへの感謝の心を忘れない宮下さんの人柄は、宮下さんの作品にあふれ出ています。
(写真撮影:堀田芳香氏)