スタッフと守る「三つ星クオリティ」 農業経営者の挑戦と歩み 三つ星株式会社 代表取締役 冨田美和さん
━ 農業でやりがいを感じる瞬間は?
お客様からいただく言葉が励みになっています。
以前、ふるさと納税で当社のトマトを選んでくださった東京の方が、わざわざ会社に電話をくださったことがありました。「こんなに良いトマトは東京じゃ買えないから」と言ってくださって。本当にそんな人はなかなかいないので、びっくりしましたし、お客様に喜んでいただけていることを実感できて嬉しかったです。
また、わたしたちは市場に出すのではなく、すべて「三つ星トマト」の名前で販売しているので、その品質が認められたときは喜びが大きいです。
栽培から選果、出荷まで三つ星品質の管理を常に徹底しています。わたしだけでなく、スタッフも鮮度に対する意識は高く持っていると思います。
━働きやすい職場づくりの取り組みは?
従業員一人ひとりの適性に合ったポジションや業務を任せるようにしています。
仕事を任せる際には、わたしの目線だけでなく、ベテランの他のスタッフからの見え方も話し合うようにしています。その人が得意そうなこと、苦手そうなことを話し合いながら、適性を見極めてポジションや業務を任せていますね。
あとは、代表の自分がいなくなっても継続できる「持続性のある組織」を作ることは、法人化したときからずっと考えています。
そのためには、属人化している部分を減らし、仕組みとして会社が動けるような作り方をする必要があります。DX化なども含め、人が変わってもある程度の仕事の品質が保てる組織運営の基盤を固めることに力を注ぎたいです。
個人的な目標ですが、10年後にリタイアできるように、会社をしっかりした組織として育てておきたいと考えています。これは自分を追い込んでいる部分もありますね(笑)
━ プライベートの楽しみはなんですか?
トマトのオフシーズンである冬の時期に旅行することです。
昨年は家族でインドネシアに行ったんですよ。農園ではインドネシアからの技能実習生が働いているので、そのご縁もあって家族で行ってきました。昔から旅行が好きで、若いころは宿も取らずにふらっと海外へ、そんなスタイルで旅行していました。
▲オフシーズンは家族でインドネシアへ。自然の中で心もリフレッシュ
仕事では、新しいことにチャレンジすることがいきいきと楽しめる理由かなと思います。
去年は、トマトとネギへの「機能性表示食品」の表示の届け出が認められました。実は、これには2年越しで取り組んで、ようやく、という感じだったんです。
ほかにも、ヨーロッパから種を取り寄せてミニキュウリを作って、品目を増やすことにも取り組んでいます。スタッフと協力して栽培試験を重ね、三つ星クオリティをより高めていきたいです。
福井県で働く・活動する女性に向けてのメッセージ
女性だから叶わない夢はありません。慣習や思い込みにとらわれず、まずは一歩踏み出して挑戦してみてください。目の前の仕事が未来を切り拓く力になります。
<企業情報>
三つ星株式会社
福井県坂井市坂井町下兵庫88-14(本店)
福井県坂井市坂井町下兵庫215-21(事務所・ハウス)
TEL:0776-63-6295
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