「管理栄養士+α」の視点で 広がっていく可能性 キャリアも子育ても自分らしく前へ 社会福祉法人 福泉会 管理栄養士 浅井沙知さん
━ 高齢者福祉施設の管理栄養士として働くことになったきっかけは?
管理栄養士の資格取得後、給食受託会社で働いていましたが、実際に食べる方と直接触れ合い、ケアしたいという思いから、高齢者福祉施設で働き始めました。
施設には経験豊富な介護スタッフや看護師の方々が多く在籍しており、未熟な自分がその中でやっていけるのかとても不安でした。最初は「できることから始めよう」と考えながら、仕事に向き合っていました。
ご利用者様の食事の管理はもちろん、パソコン作業が得意だったため、広報誌や研修用スライドの作成にも取り組み、業務の幅を広げるうちに、他の職種のスタッフとも自然と関わる機会が増え、仕事のしやすい環境づくりにも貢献できるようになりました。
━ 子育てと仕事の両立をどうやって乗り越えていますか?
子どもが小さいうちは、体調不良で仕事を休まざるを得ないことも多く、「周りに迷惑をかけてしまっているのでは」と、自分を責めることもありました。でも、そんなとき、支えてくれたのは職場の仲間や家族でした。保育園の先生や両方の実家の家族の協力を得ながら、無理なく両立できる方法を模索してきました。
また、大学卒業時に管理栄養士に加え、社会福祉主事任用資格を取得しました。その後、将来のキャリアを見据え、勤務しながらケアマネージャーの資格も取得。これらの資格を得たことで、新たな仕事の選択肢が広がっただけでなく、利用者やご家族と関わる視点も増えました。
「栄養士としての役割」にとどまらず、「人の生活全体を支える視点」を持つことで、仕事の幅が大きく広がったと感じています。
▲休日は子どもたちと外出することが多く、大学時代を関西で過ごしたこともあり、時々友人に会いに関西へ遊びに行くことも
━ これからの目標は何ですか?
仕事も子育ても、どちらも完璧にこなすことはできません。でも、「できることを少しずつ積み重ねる」ことで、今の自分があるのだと思います。
子育てをしながら、「もっと一緒にいるべきではないか」と悩むこともあります。しかし、子どもの成長する姿を見ているうちに、「わたしも成長したい!」と思うようになりました。これからも、管理栄養士としての経験を生かしながら、新しいことに挑戦し続けていきたいと思います。
今後は、より専門性を高めるために、研修や学びの機会を増やし、最新の栄養学や食事ケアの知識を常にアップデートしていきたいと考えています。また、管理栄養士としての役割を広げるために、地域の人々との交流の場を増やし、多職種と連携しながら、新たな視点で栄養の仕事に取り組んでいきたいと思います。
▲昨年12月に東京で開催された全国軽費老人ホーム協議会では東海北陸ブロックの代表として発表し、最優秀賞を受賞
福井県で働く・活動する女性に向けてのメッセージ
完璧を求めなくても大丈夫です。できることを少しずつ積み重ねることで、必ず前に進めます。自分を責めすぎず、周りのサポートを受け入れながら、一緒にがんばりましょう!










