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家業を支え、資格を取得 設計は未来への提案 暮らしを支える建築士という働き方 株式会社マツエイ 設計課 課長 松村孝子さん

━ 子育てをしながら1級建築士の資格を取るためにしたことは?

もともとは夫の会社を手伝うつもりで入社しました。当初は本格的に働くつもりはなく、「少し手伝うだけ」と考えていました。しかし、夫に「どうせやるなら資格を取れば?」と勧められたことをきっかけに、2級建築士の勉強を始めました。さらに「1級も取ったら?」と背中を押され、日中は仕事をこなし、夜は家事や育児をしながら勉強を続けました。

幼い頃から絵を描くことが得意だったため、図面を描く作業にも楽しさを感じていました。勉強時間は、子どもが寝た後の夜9時や10時から。眠くなるまで図面を描き続ける日々が半年以上続きました。試験前は、1日1枚の図面を仕上げることをノルマにし、徹底的に練習。当時は女性の建築士が少なく、試験会場でも女性の受験者はほんのわずかでした。それでも、「やると決めたからにはやる!」という強い意志を持ち、乗り越えました。

━ 設計で大切にしていることはなんですか?

設計をするうえで、私が大切にしているのは「10年先、20年先を見据えた提案」です。例えば、まだ子どもがいないご夫婦が家を建てる際には、「将来的に子どもが増えたときに備えて、部屋を区切れるようにする」といった提案をします。また、暮らしやすさを重視し、家事動線にもこだわっています。例えば、洗濯機を物干し場の近くに配置する、サンルームに洗濯機を設置したこともあります。収納スペースを使いやすい場所に設けるなど、日々の生活が少しでも楽になるような工夫を心がけています。

住宅設計は、家族の暮らしに深く関わる仕事です。細やかな視点で動線を設計し、収納の工夫を提案することで、より快適な空間と豊かな未来を創造できると考えています。

▲生活者視点で考え、各家庭に合った家づくりを提案している

━ 女性が働きやすい職場はどんな職場だと思いますか?

建築業界は依然として男性が多いですが、女性が活躍できる環境を整えることが重要だと感じています。私の職場でも、若いインテリアコーディネーターの女性が活躍しており、彼女にも「ぜひ資格を取得してほしい」と考えています。設計の知識を深めることで、より多角的な視点を持ち、仕事の幅が広がるからです。

また、子育てをしながら働くスタッフが増えるなかで、柔軟な働き方を導入し、サポート体制を整えることも欠かせないと考えています。子どもの急な体調不良で休まなければならないときでも、気兼ねなく休める環境を整えること。育児や家庭と両立しながらキャリアを築ける職場環境を整えることが、これからの課題だと考えています。

▲ハンドメイドが好きで、カバンや洋服を自作。大島紬の着物もリメイクし、最近では夫との旅行も楽しみのひとつ。

福井県で働く・活動する女性に向けてのメッセージ


夢を叶えるためには、努力が欠かせません。しかし、「好き」という気持ちがあれば、どんな環境でも挑戦し続けることができます。限られた時間のなかでも工夫次第で、キャリアも家庭も両立することはできるはず。自分の可能性を信じて、一歩ずつ前へ進んでいきましょう!

<企業情報>
株式会社マツエイ
福井県福井市栗森2丁目2305
https://www.matsuei.biz/