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病気ではなく、人生を看る 在宅看護が支える「その人らしさ」 cocotii株式会社 さばえ在宅看護センター 代表取締役兼管理者 西澤 佳子さん

━ 在宅看護の会社を立ち上げたきっかけを教えてください。

在宅看護の必要性を強く感じたのは、病院で勤務していたときに、入院療養から在宅療養に切り替わった患者さんが家に帰ったときに、表情がパッと明るくなったのを目の当たりにしたときでした。

同じ治療を受けているはずなのに、住み慣れた家に戻った途端に、表情がやわらぎ、「その人らしさ」が戻ってくるのを感じました。

看護が支えているのは病気だけではなく、その人の人生なのだと気付きました。

cocotiiが大切にしているのは「人のちからを信じ、生まれる前から最期のとき、そのあとまで」の理念。

在宅看護と聞くと、終末期のケアというイメージがあると思いますが、必要なのは、最期の時期だけではないと思うんです。

人生のさまざまな場面を看護で支えるという思いで会社を立ち上げました。

━ 在宅で患者さんをケアする際に大切なことは何ですか?

看護というと、注射をする・薬を塗るといった医療行為のイメージを持たれがちですが、実際には、ただ普通にお話ししている時間がとても大切だと感じています。

冗談を言って笑ったり、何気ない会話をしたり。

そのやり取りの中に、生活や体調の変化につながるたくさんの情報が詰まっています。

在宅は「生活の場」なので、急に大きな行動変容を求めるのは簡単ではありません。

だからこそ、「これ何杯くらい飲んでるの?」「ここ、ちょっと気をつけてみようか」といったように、無理のない形で生活の中に少しずつケアを溶け込ませていく。

そのためには、高いコミュニケーション力が必要になります。

cocotiiの看護師たちは、話す力だけでなく、「聴く力」をとても大切にしています。

子育て中のメンバーが多いので、看護師同士で助け合ったり、プライベートで食事に行ったりチームワークも抜群です。

▲とりあえずビールで乾杯!笑って飲んで、最高の時間

━ 今後の目標は何ですか?

まずは訪問看護事業の安定経営と大規模化です。

誰もが安心して働ける環境をさらに整備し、その上で、在宅看取りや子育て見守りサービスを地域に不可欠なサービスとして根付かせたいと考えています。

また、予防の段階から看護ができることも多いと思うので、医師やケアマネージャーなど多職種と連携し、看護師が力になれる部分をしっかり引き受けることで、医療全体の負担を減らせるのではないかと考えています。

在宅看護は「最後の砦」だと思われがちですが、まだ元気なうちから関わることで、小さな変化を早くキャッチし、重症化や不要な受診、入院を防ぐことができます。

在宅看護は、人生の終盤だけのものではなく、人生の途中や、これからをよりよく生きるためのケア。

その人らしい生活を支えながら、地域全体を守っていく役割を担っていると感じています。

福井県で働く・活動する女性に向けてのメッセージ


一度福井県を出てみて、福井県の魅力に気付きました。住みやすく人が良い、日本一の県だと思います。共働き率1位の福井県だからこそ、女性が思いっきり活躍できる県になるといいですよね。そのために何が必要なのか一緒に考えていきましょう。

<企業情報>
cocotii株式会社 さばえ在宅看護センター
福井県鯖江市中野町48-27-1
TEL:0778-42-6286
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